2019/11/02【アニサキス:寄生虫】飯田保健所管内の飲食店でアニサキス(寄生虫)による食中毒が発生しました /長野県
本日、飯田保健所は飯田市内の飲食店を食中毒の原因施設と断定し、この施設の営業者に対し令和元年11月1日の1日間の営業停止を命じました。
患者は、10月29日にこの施設で食事をした1グループ6名中1名で、患者が受診した医療機関において、患者の胃内から寄生虫のアニサキスが摘出されました。
【事件の探知】
令和元年10月31日、患者から健康福祉部食品・生活衛生課に、「本日、腹痛で医療機関を受診し、アニサキスが摘出された。飯田市内の飲食店での食事が疑わしい。」との通報がありました。
【飯田保健所による調査結果概要】
患者は10月29日にこの施設で食事をした1グループ6名中1名で、10月30日午前11時30分頃から腹痛の症状を呈していました。
医療機関による内視鏡検査で、患者の胃内からアニサキスが摘出されました。
患者の症状は、アニサキスによる食中毒の症状と一致していました。
患者が10月26日以降で海産魚介類の生食をしたのは当該施設のみでした。
患者を診察した医師から食中毒の届出がありました。
これらのことから、飯田保健所はこの施設の食事を原因とする食中毒と断定しました。
https://www.pref.nagano.lg.jp/shokusei/happyou/ch191101.html