インフルエンザに感染した南信地方の小学生1人が今月、脳症の診断を受けて死亡していたことが20日、関係者への取材で分かった。インフルエンザに感染し、脳症を起こすことはまれだが、子どもや高齢者の中には合併症などにより急激に悪化することもある。県は小まめな手洗い、予防接種を呼び掛けている。
県内では、15日までの1週間に、定点観測する87医療機関が届け出た1医療機関当たりの患者数は18・06人で、前年の同じ週(2・91人)の6倍を超えた。県は18日、全県に警戒を促す「注意報」を昨冬より2週間早く発令した。
学校でもインフルエンザの流行は例年よりも早く本格化しており、15日までの1週間で保育園、小中学校、高校の計56カ所で学級閉鎖を実施した。
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