東京都は、2つの都立病院に勤務する医師と看護師が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
都によりますと、感染が確認されたのは都立駒込病院に勤務する40代の男性医師と、都立大塚病院に勤務する40代の女性看護師です。
このうち、駒込病院の医師は週に4回、外来や入院の診察にあたっていて、今月2日に発熱し、6日にウイルス検査をした結果、7日陽性が判明したということです。
医師は症状が出たあと、勤務していないということです。
また、医師と接触した職員16人にウイルス検査をした結果、全員陰性だったということです。
一方大塚病院の看護師は、新生児集中治療室=NICUで業務にあたっていて、先月29日に発熱し、今月6日に肺炎と診断され、9日陽性が判明したということです。
看護師は、発熱が確認された前日から勤務しておらず、それまでに接触した職員や患者に体調不良を訴える人はいないということです。
大塚病院は10日までNICUでの新規の入院患者の受け入れを中止することにしています。
都によりますと、いずれの病院も院内感染の対策を行っていて、一般の外来や入院については通常の診療を続けるとしています。