2020/04/14【新型コロナウイルス:COVID-19】ナイトクラブ客から新たなクラスターか 岐阜感染者119人に /岐阜県
岐阜県と岐阜市は13日までに、同日までの2日間で新たに岐阜市や安八郡神戸町などに住む20~80代の男女計13人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。瑞穂市の会社で社員7人の感染が確認されたが、うち1人がクラスター(感染者集団)となっている岐阜市のナイトクラブ「シャルム」の客だった可能性がある。クラスターが新たなクラスターにつながっている懸念が浮上した。
陽性が確認されたのは、12日は6人、13日は7人。県内感染者は計119人となった。
県と市によると、瑞穂市の会社は、10日に感染が確認された揖斐郡池田町の60代男性の勤務先。社員15人を検体検査したところ、岐阜、瑞穂、大垣、各務原の各市の20、30、60代の男女7人の陽性が判明した。うち1人が3月26日にシャルムを利用したとの情報があり、県と岐阜市の合同本部が調査する。陽性者はいずれも軽症か、無症状だという。残る8人は陰性だった。
また、県と市は、シャルムのクラスターとして、いずれも5~7日に陽性が確認された4人を新たに認定。クラスターは計33人となった。この4人は3月25日に、シャルムの従業員と一緒に同じビルの別の飲食店を訪れていたことが分かった。市によると、飲食店は店名の公表を承諾していないという。
このほか、安八郡神戸町の会社の従業員で、30~50代の男性3人の感染も判明。新たなクラスター発生の可能性もあったが、会社の他の関係者36人は陰性だった。さらに、岐阜市の80代夫婦や、恵那市の20代女性の陽性が判明した。また、入院していた岐阜市の60代男性が13日、重症化した。
https://www.gifu-np.co.jp/news/20200414/20200414-232418.html