2020/04/14【新型コロナウイルス:COVID-19】職場が遠い人 優先的に出勤減で感染拡大防止の効果大

新型コロナウイルスの対策として職場に出勤する人を減らす取り組みが広がっていますが、国立情報学研究所などのグループが自宅が遠い人の出勤を優先的に減らすことで感染拡大を防ぐ効果を大幅に高められるとするシミュレーションの結果をまとめました。
このシミュレーションは、国立情報学研究所とキヤノングローバル戦略研究所のグループが行ったものです。
グループでは、東京都と埼玉県、神奈川県、千葉県、それに茨城県のエリアについて交通実態調査などをもとに人の移動を通常よりも8割減らした場合に在宅勤務の効果にどういった関係があるかをシミュレーションしました。
その結果、自宅から職場までの距離が2.5キロ以上の人を全員テレワークで在宅とすれば、逆に2.5キロ以内の人が全員出勤しても、人の移動は8割減り、さらにエリアが186に分断されるため地域ごとの人の交流が大幅に少なくなりました。
一方で、自宅から職場までの距離を考慮せずにテレワークなどを行う場合は、出勤する人を29%に抑えれば人の移動は8割減らすことができますが、地域ごとの人の交流を完全に遮断することはできないことが分かりました。
国立情報学研究所の水野貴之准教授は「職場から遠い人から優先的にテレワークにすることで、人と人との交流が効果的に分断され、ウイルスを封じ込めることが期待できる」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/…/20200414/k10012387211000.html

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 2017-8-7

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました!

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました! どうぞご利用ください! 医療看護環境学の目的 …
  2. 2021-4-1

    感染症ガイドMAP

    様々な感染症情報のガイドMAPです 下記のガイドを参考に、情報をお調べください。 感染症.com…
  3. 2021-4-1

    感染症.comのご利用ガイドMAP

    一緒に問題を解決しましょう! お客様の勇気ある一歩を、感染症.comは応援致します! 当サイトを…
  4. 2022-9-1

    感染対策シニアアドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策シニアアドバイザーを2022年版に改訂しました! 感染対策の最前線で働く職員の…
  5. 2022-9-1

    感染対策アドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策アドバイザーを2022年版に改訂しました! 一般企業の職員でも基礎から学べ、実…

おすすめ記事

ページ上部へ戻る