2020/05/16【新型コロナウイルス:COVID-19】チリ、首都で外出禁止 新型コロナが再拡大 /チリ
南米チリ政府は15日、首都のサンティアゴ市全域などで外出の禁止措置を始める。15日午後10時から7日間を予定している。一時は新型コロナウイルスの感染のピークを越えたとされていたが、新規の感染者が急速に増えており、厳しい規制を導入することになった。
これまではサンティアゴ市内の地区ごとで、全体に制限はかかっていなかった。食料品や医薬品の買い出しなど、必要不可欠な理由を除き、外出は禁止となる。全国では75歳以上の高齢者が外出禁止の対象となる。
新規の感染者数は13日以降、1日あたり2500人超が続いている。マニャリッチ保健相は13日に「5月は我が国にとってとても厳しい」と述べた。
チリ保健省によると、15日時点で累計感染者数は3万9542人、死者数は394人となっている。米ジョンズ・ホプキンス大の調べでは、チリの累計の感染者数は、中南米ではブラジル、ペルー、メキシコに次ぐ規模だ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59208980W0A510C2NNE000/