2020/05/17【新型コロナウイルス:COVID-19】動物園再開 動物への感染対策も /京都府
京都市の動物園は、休業要請が一部、解除されたことを受けて、18日から営業を再開しました。
新型コロナウイルスの動物への感染が海外で報告されていることから、動物園は対策をとっています。
京都市左京区の京都市動物園は、先月7日以降、休園していましたが、16日、休業要請が一部解除されたことを受けて、18日から京都府民に入場を限る形で営業を再開しました。
朝から家族連れなどが訪れ、動物園は来園者に手の消毒を行うとともに、互いに距離を保つように呼びかけていました。
また、新型コロナウイルスは、アメリカの動物園で飼育していたトラへの感染が報告されているということで、トラやジャガーのおりの前には来園者の飛まつによる感染を防ぐため、動物に近づけないよう囲いが設置されました。
子どもを連れて訪れた京都市内の女性は、「子どもがとても楽しみにしていました。トラが餌を食べるのを見てすごく喜んでいました」と話していました。
京都市動物園の坂本英房園長は、「ウイルスとうまくつきあう方法が見つかるまで感染対策をとりながら開園したい」と話していました。
【動物への感染】
新型コロナウイルスの動物への感染をめぐっては、アメリカ・ニューヨーク市の動物園で飼育されていたトラやライオンなどのネコ科の動物での感染が報告されていて、飼育員から感染したとみられています。
アメリカでは飼いネコからも新型コロナウイルスが検出されています。
東京大学医科学研究所の河岡義裕教授らの研究グループが実験した結果、新型コロナウイルスはネコの呼吸器でよく増え、接触によってネコの間で感染が容易に広がる可能性があるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200518/2000029881.html