2020/05/26【新型コロナウイルス:COVID-19】日本の新型コロナ対策、WHO事務局長「成功」 海外メディア「独特」
WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は、日本で緊急事態宣言が解除されたことについて「成功例を見ることができた」と評価しました。
「日本でも成功例を見ることができた」(WHO テドロス事務局長)
ピーク時よりも新型コロナウイルスの感染者、死者数ともに減少させたとして、日本の現状を「成功」と位置付けたWHOのテドロス事務局長。同時に、「日本は感染例の特定や検査、隔離などは続けるだろう」として、緊急事態宣言を解除した後の取組みにも期待感を示しました。
一方、海外メディアには、日本の対応が異色とも受け止められたようです。アメリカの有力紙「ウォールストリート・ジャーナル」は、日本の新型コロナ対策について、「ほかの先進国とは対照的に大規模な検査は行わず、代わりに集団感染の感染源を昔ながらの面談で特定していく方法が取られた」と紹介。また、日本の感染率や死亡率が低いのは「マスクが広く着用されていて、手洗いも習慣化するなど、衛生意識が高いことが主な理由かもしれない」とする政府高官のコメントを掲載しています。
「ワシントン・ポスト」は、「命令や罰則ではなく、要請や社会的圧力などでウイルスを抑え込む独特の方法で、一定の成功を収めた」としていて、日本の慣習や社会の仕組みをからめた分析が目立ちました。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3988564.html