2020/05/26【食中毒:ウェルシュ菌】子ども食堂向け弁当で集団食中毒 /東京都
東京・三鷹市の飲食店が製造した「子ども食堂」向けの弁当を食べた60人が下痢などの症状を訴えていたことが分かり、保健所はこの弁当が原因の集団食中毒と断定し、飲食店を26日から5日間の営業停止処分にしました。
都によりますと今月、三鷹市の飲食店「しゃぶあす」が市内の「子ども食堂」向けに製造した弁当を食べた、1歳から72歳の男女60人が下痢や腹痛などを訴えました。
中学生以下の子ども32人も含まれるということです。
「子ども食堂」を主催する団体が店に弁当を注文し、子どもたちなどに店で配ったということです。
いずれも症状は軽く入院した人はいませんでしたが、多摩府中保健所が調べたところ今月17日に提供された弁当などから細菌の一種、ウエルシュ菌が検出されました。
保健所は、細菌が検出された弁当が原因の集団食中毒と断定し、店を26日から5日間の営業停止処分にしました。
ウエルシュ菌は熱に強く高温でも死滅しないため、加熱調理したあとに長時間常温で放置すると、菌が繁殖しやすいということです。
都は加熱調理したものは常温で放置せず、なるべく早く食べるよう注意を呼びかけています。
処分を受けた「しゃぶあす」はNHKの取材に対し、「反省して今後、同じことを繰り返さないよう取り組んでいきたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken…/20200526/1000049354.html