2020/05/26【食中毒:ウェルシュ菌】食中毒の発生について~三鷹市内の飲食店が調製した弁当で発生した食中毒~ /東京都
【探知】
令和2年5月18日(月曜日)午後1時30分、三鷹市内にあるボランティア団体の関係者から多摩府中保健所に、「5月17日(日曜日)に当団体が市内の飲食店に依頼した弁当を喫食した複数名が、食中毒様症状を呈した。」旨、連絡があった。
【調査結果】
多摩府中保健所は、ただちに食中毒の調査を実施した。
5月17日(日曜日)に当該飲食店で調製した弁当を喫食した74名のうち60名が、5月17日(日曜日)午後8時30分から同月18日(月曜日)午後1時にかけて、下痢、腹痛等の症状を呈していた。
患者45名中6名の便からウエルシュ菌が検出された。
当該飲食店が調製した弁当の残品からウエルシュ菌が検出された。
【決定】
本日、多摩府中保健所は、以下の理由により、本件を当該飲食店が調製した弁当を原因とする、ウエルシュ菌による食中毒と断定した。
患者45名中6名の便からウエルシュ菌が検出され、患者の症状及び発症までの潜伏時間がウエルシュ菌によるものと一致した。
当該飲食店で調製した弁当の残品からウエルシュ菌が検出された。
患者の共通食は、当該飲食店が調製した弁当の他にはなかった。
当該飲食店で調理された弁当の具材の中には提供前々日に調理されているものがあり、また、調理後に常温下に長時間置かれるなどウエルシュ菌が増殖する機会があった。
患者を診察した医師から食中毒の届出があった。
【措置】
当該飲食店は、5月24日(日曜日)から営業を自粛しており、多摩府中保健所は、本日から5日間の営業停止等の処分を行った。
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