2020/05/28【食中毒対策】夏の食品衛生一斉監視を実施します /東京都
夏を迎えるにあたり、食品の安全性を確保し、食中毒の発生を未然に防止するため、都及び特別区・八王子市・町田市が協力して、食品関係事業者等に対する夏の食品衛生一斉監視を実施します。
なお、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、実施にあたっては、各保健所等の状況に応じた取組とします。
1 実施時期及び実施機関
(1) 実施時期
令和2年6月1日(月曜日)から8月31日(月曜日)まで
(2) 実施機関
ア 東京都(保健所、健康安全研究センター、市場衛生検査所及び芝浦食肉衛生検査所)
イ 特別区・八王子市・町田市(保健所、各検査機関)
2 重点的に監視指導を行う項目
(1) 食中毒対策 腸管出血性大腸菌O157、カンピロバクター食中毒防止
腸管出血性大腸菌O157による食中毒を防止するため、食中毒が起きた際に大規模な患者発生につながる集団給食施設、高齢者施設等に対し、生野菜の殺菌等、食品の取扱い等について指導を徹底します。また昨年、微生物による食中毒で最多(36件)となったカンピロバクター食中毒の大半で鶏肉との関連が推定されることから、鶏肉の取扱いについて重点的な監視指導を行います。
(2) 食品の表示に関する監視指導 期限表示やアレルゲン表示等の監視
食品表示法に基づく表示の適正化の徹底を図るため、製造業、販売業、流通業等を対象として、期限表示やアレルゲン等の表示事項について監視指導を行います。
(3) HACCPの取組支援 HACCPの着実な導入に向けた指導
平成30年6月の食品衛生法改正により、すべての食品等事業者に対してHACCPに沿った衛生管理が制度化されました。来年6月の本格施行に向けて、制度化に関する周知を重点的に実施するとともに、事業者の規模や衛生管理能力等に応じた指導を行います。
(4) その他
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に備え、観客や関係者等の利用が想定される飲食店や宿泊施設等に対して、食品の温度管理等について監視指導を行います。
テイクアウトや宅配等を実施する飲食店事業者に対し、調理済食品の速やかな放冷、冷却等の適切な温度管理、施設の規模に応じた取扱量とすること等について監視指導を行います。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/…/press/2020/05/28/05.html