2020/06/04【新型コロナウイルス:COVID-19】新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(4日現在)
■ベルギー、8日からほぼ全業種を再開 15日には国境も=暫定首相
ベルギーのウィルメス首相は3日、カフェやバーを含むほぼ全業種の営業を8日から許可すると発表した。
■メキシコ、新型コロナの1日当たり死者・感染者が過去最多
メキシコの保健当局は3日、新型コロナウイルス感染による死者が新たに1092人確認されたと発表した。
■英の新型コロナ死者、5万人突破 世界で2番目の多さ=ロイター集計
ロイターの集計によると、英国で3日、新型コロナウイルス感染症による死者が5万0059人となり、5万人を突破した。
■アマゾンをNY倉庫従業員が提訴、「効率優先でコロナ感染助長」
米アマゾン・ドット・コムのニューヨークの物流倉庫で働く従業員3人とその家族らが、同社によって危険な労働環境を強制され、新型コロナウイルス感染拡大と関係者の死亡につながったと主張し、法令順守の徹底などを求める訴訟をニューヨーク東部地区連邦地裁に起こした。
■米上院、中小企業支援策の融資期間延長法案を可決
米上院は3日、中小企業支援策「給与保護プログラム(PPP)」の融資の利用期間を現在の8週間から最長24週間に延長する法案を全会一致で可決した。
■カナダ、空港従業員と搭乗員の大半にマスク着用義務付けへ
カナダのガルノー運輸相は3日、同国は4日から、空港従業員と航空機搭乗員の大半にマスク着用を義務付けると発表した。
■独連立与党、総額1300億ユーロのコロナ経済対策第2弾に合意
ドイツのメルケル首相は3日、新型コロナウイルス感染症の経済対策第2弾について連立与党内で合意が成立したことを明らかにした。
■英首相、4日に世界ワクチンサミット主催 資金拠出呼び掛け
ジョンソン英首相は4日、感染症ワクチン開発への資金拠出を呼びかける世界ワクチンサミットを主催する。世界最貧国が新型コロナウイルス危機と闘うのを支援する狙い。
■スペイン、非常事態宣言を6月21日まで延長
スペイン議会は3日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国家非常事態宣言を6月21日まで延長することを承認した。
■抗マラリア薬、新型コロナ治療で効果示されず 初の主要臨床試験
新型コロナウイルス感染症治療への抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」利用に関する初の主要臨床試験で、ウイルスにさらされた後に投与しても効果がないという結果が3日示された。
■米政府、コロナワクチン製造で有望な5社選定=NYT紙
トランプ米政権は新型コロナウイルスに対するワクチン製造で最も有望な5社を選定した。米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙が3日、政権高官らの話として報じた。
■米NY州、4日から一部地域でレストラン営業へ 経済再開第2段階
米ニューヨーク州のクオモ知事は3日、経済再開に向けた計画の第2段階で外食を認める方針を発表した。
■英、コロナ治験で「イブプロフェン」投与へ 呼吸不全の緩和期待
英国の国立衛生研究所(NIHR)などの機関が共同で、重篤な新型コロナウイルス感染症患者が発症する呼吸不全の緩和を目指し、治験で市販のかぜ薬の成分であるイブプロフェンの特殊製剤を投与することが分かった。
■トランプ氏、抗マラリア薬服用による副作用見られず=専属医
トランプ米大統領が新型コロナウイルス感染予防のため2週間服用した抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」について、副作用は確認されなかった。
■WHO、抗マラリア薬のコロナ治験再開へ アビガン後発薬に注目
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3日、新型コロナウイルス感染症の治療に利用するための抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の臨床試験を再開すると述べた。
■ブラジル、英アストラゼネカのコロナワクチン試験を月内開始
ブラジル国家衛生監督庁とサンパウロ連邦大学は、英製薬アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルスのワクチン候補の試験を月内に開始すると発表した。
■カナダ中銀、政策金利据え置き 「コロナの最悪シナリオ回避」
カナダ銀行(中央銀行)は3日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.25%に据え置いた。世界経済への新型コロナウイルスの影響はピークに達したとみられ、カナダ経済も最悪のシナリオを回避したようだという見解を示した。
■スウェーデン「もっと良いコロナ対応できた」、独自路線は評価
スウェーデン政府の主任疫学者アンデルス・テグネル氏は3日、新型コロナウイルスを巡って国はもっと良い対応ができたと認めた。同時に都市封鎖(ロックダウン)を行わず、国民の自主的な社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)確保や衛生対応に頼るという独自路線は全般的に評価できるとした。
■G7財務相、最貧国の債務救済を再確認 来年も継続
主要7カ国(G7)財務相は3日、電話会議を開き、新型コロナウイルス感染拡大への対応の一環として、世界の最貧国に対する債務救済を実施していく方針を改めて確認した。こうした取り組みは年末まで続け、必要に応じて来年に入ってからも継続されるとした。
■スペイン、4月上旬に死者数155%急増 新型コロナ直撃
スペイン国立統計局は3日、新型コロナウイルス禍で国内の死者数が4月上旬の週に155%急増し、過去最悪を記録したと発表した。
■スペイン、22日から外国人観光客受け入れ計画 約1週間前倒し
スペイン観光省は3日、今月22日をめどに外国人観光客の受け入れを段階的に開始する計画を策定していると明らかにした。従来見通しの7月1日開始を前倒しする。
■EU、新型コロナ危険度を最高レベルに指定せず 4段階中3
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、新型コロナウイルス「SARS─CoV2」について、4段階のハザードリストの「レベル3」に指定し、最もリスクが高い部類には分類しなかった。
■ドイツ、EU・シェンゲン圏・英との往来禁止を6月15日に解除
ドイツのマース外相は3日、欧州連合(EU)加盟国、英国、シェンゲン協定に参加しているアイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン、スイスとの往来禁止措置について、当該国が入国禁止や大規模なロックダウン(封鎖)を実施していなければ6月15日から解除する方針を明らかにした。
■プーチン氏、4日のワクチンサミットに出席せず=ロ大統領府
ロシア大統領府のペスコフ報道官は3日、英政府の主催で4日に開催される新型コロナウイルスワクチンに関するオンラインサミットについて、プーチン大統領は参加しないと明らかにした。
*内容を追加します。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/4-111.php