2020/06/11【新型コロナウイルス:COVID-19】北海道 新たに7人感染確認 “昼カラ”札幌2つ目のクラスターも /北海道
北海道内では11日、新たに札幌市の6人を含む7人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。札幌市は、昼間にカラオケができる喫茶店で2つ目のクラスター=集団感染が発生したと発表しました。
道や札幌市によりますと、11日新たに感染が確認されたのは、札幌市に住む5人と、空知地方の1人、居住地非公表の1人の合わせて7人です。検査数は205件でした。
札幌市は記者会見で、これまでの調査で、昼間にカラオケができる市内の喫茶店で、客や従業員10人の感染が確認されたと発表しました。全員が60代以上だということです。
9日も別の喫茶店でクラスターの発生が判明していて、昼のカラオケに関係する札幌市内で2つ目のクラスターとなりました。
両方の店に通っていた感染者が1人確認されているということで、濃厚接触者の検査を進めるとともに、感染経路を調べています。
札幌市は、利用者の把握ができているとして店舗名を明らかにしていません。
札幌市保健所の三觜雄所長は、記者会見で「換気を十分にし、マイクを複数用意して消毒するなど、感染に気をつけながらカラオケを楽しんでほしい」と述べました。
これで道内の感染者は、札幌市の延べ713人を含む延べ1144人となりました。このうち、死亡した人は91人、治療を終えた人は延べ931人です。
また道も、昼のカラオケによる感染予防対策を求めています。
その対策例として、
▽飛まつがほかの人に飛ばないよう距離をとり、マスクなどをつけて歌唱・会話をする。
▽換気を十分に行う。
▽マイクを共用せずに複数のマイクを使う。
▽マイク、リモコンなどをこまめに消毒するとしています。