新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、日本航空は、乗客が隣どうしに座らないよう座席の間隔を空けるほかマスクの着用を要請するなど、新たな対策を報道陣に公開しました。
19日から都道府県をまたぐ移動の自粛要請が緩和される見通しとなる中、日本航空は新たな感染対策を報道陣に公開しました。
羽田空港の第1ターミナルでは、導入を進めている自動のチェックイン機や手荷物預け機を乗客が操作し搭乗の手続きを行うなど、人との接触を減らしていました。
また搭乗ゲートでは、1度の搭乗人数を20人程度に制限したうえで、乗客が1メートルほどの間隔を空けて並び、必ずマスクを着用することなどを職員が呼びかけていました。
さらに機内では乗客が隣どうしにならないように座席の間隔が空けられ、ドリンクサービスは紙コップでの手渡しをやめ、乗客がトレーに載せられた紙パックを取る方式に変更されています。
日本航空によりますと、予約数は徐々に回復していて、今後の需要によっては乗客がとなり合って座る可能性もあるということですが、感染防止対策を徹底するということです。
客室乗務員の石田雅子さんは「接触を減らした分、乗客が密にならないようより注意をしてきたい」と話していました。
札幌に出張するという50代の男性は「乗客を詰め込まずに空席をつくることで、利益にならないと思いますが、対策はありがたいです」と話していました。