2020/06/22【腸管出血性大腸菌:O157】集団食中毒で焼肉店を営業停止 /岐阜県
近江八幡市の焼肉店で食事をした8歳から24歳の男女6人が下痢や腹痛の症状を訴え、複数の人から腸管出血性大腸菌O157が検出されたことから、県はこの店の食事が原因の集団食中毒と断定し、22日から2日間の営業停止処分にしました。
県によりますと、今月13日と14日に近江八幡市の「焼肉 吉挑」で食事をした51人の客のうち、8歳から24歳の男女あわせて6人が下痢や腹痛の症状を訴え、医療機関を受診したということです。
このうち4人は快方に向かっていますが、10代未満の男の子と20代の女性の2人は入院して手当てを受けているということです。
県によりますと、複数の人からO157が検出されたことなどから、この焼肉店が提供した食事が原因の集団食中毒と断定し、この店を22日から2日間の営業停止処分にしました。
県内ではほかにもO157による食中毒が起き、今月15日からの1週間で3人以上の患者が発生したことから、県は20日、県内全域にことし初めて「腸管出血性大腸菌感染症多発警報」を出して、手洗いの徹底や食肉などを生で食べないよう呼びかけています。