2021/03/16【新型コロナウイルス:COVID-19】新たな新型コロナワクチン登場へ、最大8種類も-WHO主任科学者 /WHO
・年末までに最大8種類の新ワクチンの準備が整う可能性
・開発中の新ワクチンは経口型や点鼻型、1回接種型など
新型コロナウイルスの新たなワクチンが年内か来年に使用できる可能性があると、世界保健機関(WHO)のチーフサイエンティスト、スーミャ・スワミナサン氏が明らかにした。新ワクチンは注射針を必要としないタイプや室温で保管できるタイプが含まれるという。
スワミナサン氏は13日のインタビューで、6ー8種類の新たな予防接種が年末までに臨床試験を完了し、当局の審査を受ける可能性があると述べた。
新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が宣言されてから1年以内で有効性が認められたワクチンが10種類開発された。変異株が発見され、製薬会社が大量のワクチン注文の処理に苦慮する中でさらなる予防接種が必要とされている。
スワミナサン氏は「今あるワクチンは素晴らしい」と述べた上で「さらに改善できる」とし、「2022年に入ってから改良されたワクチンが登場するだろう」と続けた。
現在開発中の新ワクチンには1回の投与で完了するタイプや経口型、点鼻型、パッチのようなもので皮膚から投与するタイプなどが含まれているという。