2021/04/04【新型コロナウイルス:COVID-19】八戸の保育施設でクラスター 職員、子ども計9人感染 青森県内4日、新規10人 /青森県
青森県は4日、新たに10人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県と八戸市によると、このうち同市の20~60代女性計6人は、1~2日に陽性が判明した同市の20代女性と40代女性が勤める市内の教育保育施設の職場関係者で、この施設でクラスター(感染者集団)が発生したと明らかにした。これまでに、職員を中心に約30人の検査が終了。利用している子どもらの検査結果は、今後判明するという。
県によると、3日に陽性が判明した青森市の10歳未満(性別非公表)も、同じ施設で感染した。クラスターの感染者は9人、関連を含め計10人。
市は、この施設の職員数は約30人で、約70人の子どもが利用している-とした。さらに、同施設が実施している学童保育の利用者が十数人いるという。同施設は2日から14日まで休止している。
市によると、同施設の職員は毎朝自宅で検温し、職場では常にマスクを着用。施設内は1時間に1回程度換気するなど、感染対策は行っていたという。県庁で取材に応じた県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「小さい子どもや施設の密集度合いの関係もあり、感染対策を施していても完全な防御の難しさはある」と話した。
施設を利用している子どもら検査対象者は百数十人で、全員把握している。不特定多数との接触も明確にはみられないとして、施設名を公表していない。
八戸市庁で会見した小林眞市長は、クラスター発生について「感染経路など分からない点が多いが、学校や就学前施設は感染対策を徹底している。(保護者は)過度に心配せずに子どもを送り出してほしい」と市民に呼び掛けた。
青森市の社会福祉法人「ゆきわり会」の障害者施設のクラスターでは、新たに青森市の50代男性職員の感染を確認。クラスターの感染者は83人、関連含め計86人となった。
青森市の接待を伴う飲食店「I’ll(アイル)」で発生したクラスターでは、新規感染の発表がなかった。従業員の検査は、ほぼ終了したという。
4日の新規感染者の保健所別内訳は、八戸市6人、青森市、五所川原、上十三、三戸地方で各1人。感染確認の累計は1080人。
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