2021/04/04【新型コロナウイルス:COVID-19】新型コロナ、日立のスナックで変異株クラスター発生か /茨城県
茨城県と水戸市が4日発表した新型コロナウイルス新規感染者45人のうち、10人は日立市大みか町の飲食店「スナック レイ」の従業員と利用客で、店内の感染者は計14人に拡大、県は変異株の陽性者を含む新たなクラスター(感染者集団)発生の可能性が高いとして店名を公表した。県内で変異株クラスターが疑われる事例の確認は初めて。
県によると、4日までに新型コロナ感染が確認された同店関係者のうち、20~80代の男女13人が変異株感染だったことが、県衛生研究所の検査で分かった。内訳は従業員5人、利用客2人、その家族など6人。全員軽症か無症状で、海外滞在歴はない。
県内の変異株確認は計23例となった。今回の13人がどの国に由来する変異株かは今後、国立感染症研究所で特定する。県は同店関係の残る陽性者についても変異株かを判定する検査を進めている。
県感染症対策課は「変異株は感染力が強いとされる。広く検査して抑え込んでいきたい」とし、3月26日以降に同店を利用した人は日立保健所に相談するよう呼び掛けている。同店では今月1日に最初の陽性者が発表され、2日から休業していた。
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