2021/04/05【新型コロナウイルス:COVID-19】仙台市 変異ウイルス「E484K」が80% 2月以降の新型コロナ感染 /宮城県

仙台市は、ことし2月以降に新型コロナウイルスの感染が確認された検体の一部を調べたところ、80%が「E484K」と呼ばれる変異ウイルスだったと明らかにしました。
仙台市によりますと、市内でことし2月から先月25日までに感染が確認された検体の一部、208件を国立感染症研究所で調べた結果、「E484K」と呼ばれる変異ウイルスが80%にあたる167件確認されたということです。
「E484K」は抗体の攻撃から逃れる性質を持つと考えられていて、ワクチンが効きにくくなる可能性や再感染しやすくなる可能性などが指摘されています。
一方、感染力が著しく高くなったり、症状が強くなったりするなどの変化はこれまでのところ報告されていないということです。
仙台市の郡市長は、市議会でこうした内容を報告したうえで、「E484K変異株にどのように対応するかは今直面している課題だが、基本的な予防策を徹底することに尽きる」と述べました。
感染症対策専門家「引き続き調べる必要」
感染症対策に詳しい東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は「宮城県での感染拡大の要因の1つとなった可能性はあるが、『E484K』によるワクチンへの影響は今のところなさそうだと考えている。まだはっきりと分かっていないこともあり、引き続き調べていく必要がある」と指摘しています。
賀来特任教授によりますと、これまでに確認された変異ウイルスの傾向として、大阪など関西では感染性を高めるとされる「N501Y」という変異の割合が多く、東京など東日本では「E484K」の割合が多くなっているということです。
https://www3.nhk.or.jp/…/20210405/k10012958011000.html

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 2017-8-7

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました!

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました! どうぞご利用ください! 医療看護環境学の目的 …
  2. 2021-4-1

    感染症ガイドMAP

    様々な感染症情報のガイドMAPです 下記のガイドを参考に、情報をお調べください。 感染症.com…
  3. 2021-4-1

    感染症.comのご利用ガイドMAP

    一緒に問題を解決しましょう! お客様の勇気ある一歩を、感染症.comは応援致します! 当サイトを…
  4. 2022-9-1

    感染対策シニアアドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策シニアアドバイザーを2022年版に改訂しました! 感染対策の最前線で働く職員の…
  5. 2022-9-1

    感染対策アドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策アドバイザーを2022年版に改訂しました! 一般企業の職員でも基礎から学べ、実…

おすすめ記事

ページ上部へ戻る