2021/04/20【ノロウイルス】帯広市内の学生寮でノロウイルスの食中毒 34人が症状訴える /北海道
今月13日、帯広市内の学生寮に住む34人がおう吐や発熱などの症状を訴え、帯広保健所はノロウイルスによる食中毒として、20日から3日間、厨房の使用停止を命じました。
帯広保健所によりますと、帯広市にある学生寮「晃南寮」で暮らす52人のうち、34人が今月13日午前10時ごろからおう吐や発熱などの症状を訴えて医療機関を受診しました。
症状を訴えた9人を調べた結果、全員がノロウイルスに感染していることが確認されました。
他の25人も同様の症状があったということです。
保健所は今月10日から12日にかけて寮の厨房で調理され学生に提供された食事が原因とみて、ノロウイルスによる食中毒と断定しました。
保健所は食品衛生法に基づき寮を管理している帯広市の会社に対して、20日から3日間、厨房の使用停止を命じるとともに設備の消毒などを指示しました。
食中毒が発生した学生寮「晃南寮」は白樺学園高校の野球部の生徒たちが暮らす施設です。
入寮している52人のうち、1年生から3年生のあわせて34人がおう吐や発熱などの症状を訴え、このうち1人が一時入院したということです。高校は34人を寮からいったん自宅に帰して学校を休ませる対応をとりその後、症状の回復が確認されたため、19日から全員、登校を再開したということです。
白樺学園高校の嶋野幸也校長は「ご家族には心配をおかけして申し訳ない。今後は衛生管理をさらに徹底して、再発防止に努めたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210420/7000033158.html