2021/05/06【新型コロナウイルス:COVID-19】神戸 介護老人保健施設でクラスター 123人感染13人死亡 /兵庫県
神戸市内の介護老人保健施設で先月中旬以降、入所者ら123人が新型コロナウイルスに感染し、13人が亡くなっていたことが関係者への取材でわかりました。
兵庫県内で100人を超えるクラスターは数件しかなく、神戸市は感染経路などを調査しています。
神戸市の関係者によりますと、集団感染があったのは長田区の介護老人保健施設です。
この施設では、先月14日に新型コロナウイルスの感染者が確認され、その後、6日までに入所者や職員らあわせて123人の感染が確認されました。
このうち13人が症状が悪化して亡くなったということです。
神戸市は、クラスターが発生したとして、感染経路などを調査するとともに、医師や看護師などのチームを施設に派遣して患者への投薬や酸素吸入などを行っているということです。
関係者によりますと、市内の医療提供体制がひっ迫していたため多くの感染者が入院できず、施設内で待機や療養をしていたということです。
兵庫県などによりますと、これまでに県内では感染者が100人を超えるクラスターが5件起きていますが、いずれも医療機関で起きていて高齢者施設では初めてだということです。
一方、神戸市は、初めて感染者が確認されてから20日以上たった6日も、今回の集団感染について発表していません。
これについて神戸市は、「施設内で感染者が急増して、正確な人数の把握が間に合わなかった。近日中に発表したい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210506/2000045185.html