2021/05/24【黄色ブドウ球菌】高齢者施設の25人が食中毒症状 菓子パンから黄色ブドウ球菌 /新潟県
新潟県糸魚川市でパン製造販売店が納品した菓子パンを食べた高齢者福祉施設の25人が、食中毒の症状を訴えていたことが24日に分かりました。
県によりますとおう吐や下痢などの症状を訴えたのは、糸魚川市内の高齢者福祉施設を利用する24人と職員1人の合わせて25人です。このうち患者8人の便から、黄色ブドウ球菌が検出されました。現在1人が入院中ですが、症状は全員が快方に向かっているということです。
この施設の利用者と職員110人は18日、糸魚川市のパン製造販売店「四ッ角ベーカリー」が納品した菓子パンを食べていました。糸魚川保健所は、この菓子パンから黄色ブドウ球菌が検出されたことなどから、パンを原因とする食中毒であると断定したということです。
県は食中毒が発生した要因について、四ッ角ベーカリーが17日にパンを製造してから施設に納品するまで常温で1日置いていたことを挙げ、24日から3日間の営業停止処分としました。
黄色ブドウ球菌は人の鼻や喉などにも広く分布していて、食品の中で増殖するときに毒素を生み出します。予防には、調理済みの食品を常温に長時間放置しないことが効果的だということです。
https://www.ohbsn.com/…/detail/kennai20210524_15324360.php