2021/05/31【新型コロナウイルス:COVID-19】介護施設の疲労極限 人手不足深刻、入院先なく感染拡大

介護施設で新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。入院できず施設にとどまることで感染者はさらに増え、人手不足は深刻化。「負の連鎖」になすすべはなく、全ての負担が現場に重くのしかかる。公的支援は乏しく、一年以上に及ぶコロナとの闘いに職員の疲労は極限に達している。
▽連続24時間
「職員一人で十人の入居者をみていて、連続二十四時間働くこともあった」。名古屋市の特別養護老人ホーム(特養)「あんのん」の吉田貴宏施設長(36)は振り返る。昨年八月、職員の陽性が判明。最終的に入居者八人、職員三人が感染した。
認知症の人は「入院中の対応が難しい」としてすぐに受け入れてくれる病院は見つからなかった。フロアには陽性と陰性の入居者が混在し、部屋から自由に出てきてしまう。「拘束なんてできない。少ない人手では隔離に限界があった」
感染リスクは高まり、入居者の家族から批判も受けた。吉田施設長は苦渋の対応だったとしつつも「特養は生活の場所で、感染防止のために作られた施設ではないんです」と理解を求める。
https://www.chunichi.co.jp/article/263572

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 2017-8-7

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました!

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました! どうぞご利用ください! 医療看護環境学の目的 …
  2. 2021-4-1

    感染症ガイドMAP

    様々な感染症情報のガイドMAPです 下記のガイドを参考に、情報をお調べください。 感染症.com…
  3. 2021-4-1

    感染症.comのご利用ガイドMAP

    一緒に問題を解決しましょう! お客様の勇気ある一歩を、感染症.comは応援致します! 当サイトを…
  4. 2022-9-1

    感染対策シニアアドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策シニアアドバイザーを2022年版に改訂しました! 感染対策の最前線で働く職員の…
  5. 2022-9-1

    感染対策アドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策アドバイザーを2022年版に改訂しました! 一般企業の職員でも基礎から学べ、実…

おすすめ記事

ページ上部へ戻る