2021/05/31【新型コロナウイルス:COVID-19】高齢者施設での新型コロナの迅速検査 神奈川県が実証 /神奈川県

神奈川県は31日、高齢者福祉施設で発熱者などが発生した際、施設内の看護師がその場で新型コロナウイルスを検査する実証実験を実施したと発表した。高齢者を病院に移送して医師が検査する場合に比べ移動の際の感染リスクが低減できるなどの利点があったとして、高齢者施設などへの導入拡大をめざす。
県内の3つの特別養護老人ホームで2020、21年に実施した。あらかじめ提携する医師から発熱時などの対応の指示を受けておき、発熱者が出た際に施設の看護師が施設内で検査し、陰性の場合も検体を検査機関などに送る。検査には15分ほどで結果が判明する抗原検査や、県などが開発した迅速検出法「スマートアンプ法」などを用いる。
県は取り組みの意義として「新型コロナに対する意識が上がった」と強調。今後、取り組みを他の高齢者施設などに広めていく方針で、施設の感染リスクの低減や、スマートアンプ法の普及を後押しする狙いだ。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC315DG0R30C21A5000000/

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