2021/06/18【食中毒:下痢原生大腸菌】富山 930人の集団食中毒の可能性 保健所が牛乳製造業者を調査 /富山県
17日、富山市内の小中学校や保育所に通う子どもなど930人が下痢や腹痛などの症状を訴えた問題で、市の保健所は、集団食中毒の可能性があるとみて給食の牛乳を製造した業者に立ち入り調査を行うなどして原因を調べています。牛乳の製造業者は「思い当たることはないが、問題がなかったか調べている」と話しています。
富山市によりますと、17日、市内の小中学校や保育所に通う子どもや教職員が下痢や腹痛、おう吐、発熱などの症状を訴え、930人が欠席したり早退したりしました。いずれも症状は軽いということです。
市の保健所によりますと、症状を訴えた子どもたちが共通して口にしたのは16日、給食などで出された牛乳だけだったということです。
このため保健所は牛乳が原因の集団食中毒の可能性があるとみて、牛乳を製造した富山市内の業者の工場に立ち入り調査を行い、製造工程などに問題がなかったか詳しく調べています。
牛乳を製造した業者は出荷した牛乳を回収し、営業を自粛しているということで、NHKの取材に対し「思い当たることはないが、原因になるような問題がなかったか調べている」と話しています。
この業者は富山市内の医療機関などにも牛乳を納入していますが、今のところ小中学校や保育所以外で体調不良を訴えた人の報告はないということです。
https://www3.nhk.or.jp/…/20210618/k10013090801000.html