2021/06/28【新型コロナウイルス:COVID-19】新型コロナ感染 自宅で死亡 大阪市保健所が持病把握できず /大阪府
ことし4月、新型コロナに感染し、大阪市内の自宅で死亡した30代の男性について、糖尿病の持病があったのに、保健所が把握できていなかったことが分かりました。
保健所はすべての感染者に連絡して持病などを聞き取ることにしていますが、感染を確認した医療機関から糖尿病の報告がなかったことなどから男性への連絡は後回しになっていたということです。
保健所は態勢を強化して、持病などの情報の把握漏れを防ぐことにしています。
大阪市内の30代の男性は、4月28日、新型コロナへの感染が確認されましたが、自宅で保健所の連絡を待っている間に死亡しました。
当時、大阪府などは持病がなかったと発表していましたが、その後の関係者への取材で男性が糖尿病で、去年入院していたことが分かりました。
大阪市保健所はすべての感染者に連絡して病状や持病の有無などを聞き取ることにしていますが、当時は感染者数の急増で連絡に優先順位をつけていたということで、男性を検査した医療機関から持病についての報告がなかったことなどから後回しになったということです。
持病があるかどうかの情報は新型コロナの重症化のリスクを判断するうえで重要とされていて、大阪市保健所は把握漏れを防ぐため、人員を拡充するなど、態勢を強化する方針で、「感染が拡大しても、全員に連絡を取れる態勢にしたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210628/2000047741.html