2021/07/21【新型コロナウイルス:COVID-19】インドの新型コロナ死者、公式発表より数百万人多い可能性 米報告書 /インド
米ワシントンのシンクタンク「世界開発センター」が発表した報告書によると、インドの新型コロナウイルスによる死者は公式発表よりも数百万人多い可能性がある。パンデミックが始まってから今年6月までの間に、死亡数が平年を上回る「超過死亡」が490万人に達したという。これは、この期間の死者の数が、通常に比べ、自然死や事故、その他の新型コロナに関連しない理由による死者の数よりも490万人多かったということだ。
インドの新型コロナによる死者は、公式統計で41万4000人。米国(60万8000人)、ブラジル(54万2000人)に次いで世界で3番目に多い。
超過死亡の死因のすべてが新型コロナだったわけではないが、超過死亡者を数えることがパンデミックの影響を測る最も正確な方法だと考える専門家もいる。保健専門家によると、インドでコロナによる死者の過少集計は、主に農村部でのリソース不足が原因だという。14億人に近いインドの人口のうち、農村部に住む人は3分の2に上る。自宅での死亡についても、検査が行われないケースが多い。
インド政府はこれまで、実際の死者数はもっと多いとの指摘を否定してきた。また大半の都市は厳しいロックダウンを解除している。しかし当局は、宗教関連の祭りなど多くの人が集まるイベントが感染を広げることを懸念している。
20日にインド政府が公表した別の調査結果によると、同国の人口の3分の2が新型コロナに対する抗体を持っているとみられ、これらの人たちがウイルスに接触したことが示された。
https://news.yahoo.co.jp/…/666fd5b286045d62445d0d8e0f2c…