飲みかけのペットボトル飲料による食中毒が話題になっています。
人の口には多くの細菌がいるため、ペットボトルに直接口をつけて飲むことで中に菌が入り込んだり、開封したペットボトル飲料が外気にふれて、空気中の微生物が入り込みんで腐敗を引き起こすというのです。菌は25~35℃程度で最も増殖します。炎天下の車内や、室内でも注意が必要です。
ペットボトル飲料の種類によって菌の繁殖の仕方に違いがあるようで、ペットボトルに口をつけた後の、「麦茶」 「緑茶」 「オレンジジュース」 「スポーツドリンク」の1mlあたりの細菌数を調べた食品微生物センターの実験データでは、2時間が経過した状態では菌の繁殖にそれほど差はなかったが、24時間後には「麦茶」の細菌数が50倍以上に増加していたと言うのです。
これは、原料である麦に含まれる炭水化物を細菌が好むことや、無添加で保存料が入っていないためだというのです。
一方、麦茶に比べて細菌の増加が少なかったオレンジジュースとスポーツドリンクは、どちらも菌が好む糖分が含まれてはいるものの、飲み物自体が酸性だったことで菌の増殖が抑えられたというのです。麦茶以外では、牛乳成分の入ったコーヒー・紅茶飲料も細菌の増殖率が高いといわれています。
細菌が繁殖しやすいのは、気温30℃前後と言われているため、気温が高いこれからは特に注意が必要です。
ペットボトルに直接口をつけないで、コップなどに移して早めに飲み切ること、残った場合には冷蔵庫に保存し、
できるだけ早く飲み切ることや、車中や持ち歩きの時も注意しなくてはなりません。
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