2021/07/23【新型コロナウイルス:COVID-19】選手村で“検査キット不足”発覚…感染拡大止まらず /オリンピック

東京都では23日、新たに1359人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。検査数が下がる連休中とはいえ、34日連続で、前の週の同じ曜日を上回りました。重症者は22日より3人増えて、68人。年代別では、65歳以上の高齢者は37人、一方、20代が最多で、492人となっています。
医療現場は、依然、厳しい状況から抜け出せていません。昭和大学病院では、新型コロナの入院患者25人のうち、21人が50代以下です。
昭和大学病院・相良博典病院長:「一番多いのは、若年者の感染からの家庭内感染。若い人たちが、どこで感染してきているかは、よくわからない。やはり人出、人流だと思う。もっと増えてくるだろうなと。我々の施設もそうだが、ベッドをちゃんと用意しておかないと、厳しい状況下になってくると不安を感じている。患者の数が減ってくる要素は厳しい。夏休み、オリンピックが開始したことを踏まえて、患者の数はまだ上がってくると思う」
昭和大学病院は、東京オリンピックに医師と看護師を派遣しています。八木医師は、そのうちの一人で、トライアスロンの会場で、医療責任者を務めます。
昭和大学病院・八木正晴医師:「医学的なことだけ考えれば、ここまで大規模な大会は、感染対策上は明らかにありえない話。多少変な形でも、オリンピックを一回やるというのもわかる。折衷案として無観客の状態があるが、その方向でも、ある程度できるなら、やるのはしょうがないかなと」
大会組織委員会によりますと、新たに19人の感染が確認されました。そのうち3人は、海外の選手です。これで、選手を含む、大会関係者などの陽性者は、合わせて110人となりました。
また、選手村で行われている検査ですが、検査キットが不足し、一部の選手で、毎日、検査が行えなかったことがわかりました。大会組織委員会は、時間を工夫して行うことで、プレーブックに定められた回数の検査を行ったということです。24日に検査キットが大量に届くので、必要な本数を、くまなく配布するとしています。
昭和大学病院・八木正晴医師:「2週間後、1カ月後が非常に怖い。その時にどうなっているのかという不安はある。もちろんゼロは難しいかもしれないが、誰も感染しないで大会を終えたい」
https://news.yahoo.co.jp/…/07f68fc4d9d283258754d9ad762c…

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