2021/07/29【腸管出血性大腸菌:O157】腸管出血性大腸菌・O157感染2人 熊本県感染症情報 /熊本県
19~25日の熊本県感染症情報によると、腸管出血性大腸菌感染症の感染者2人が県内医療機関から報告された。夏に多い傾向があるため、注意が必要だ。
県健康危機管理課によると、熊本市の男性(17)と菊池市の無職女性(63)。男性は無症状で、女性は腹痛や下痢を訴えたという。2人の血清型はO157。今年の感染者は18人(患者12人、無症状6人)になった。
同感染症は、菌で汚染された肉などを食べて起こる食中毒が主体で、感染者の便に触れるなどして人から人へもうつる。発症するとベロ毒素によって激しい腹痛や血便、発熱といった症状が出る。子どもや高齢者は重症化しやすいという。
同課は「生肉を扱った手はせっけんで洗い、肉はよく加熱して食べてほしい。下痢症状のあるときはプールの使用は控えて」などと呼び掛けている。
ほかに県内50定点の医療機関から、手足口病162人(前週比43人減)、感染性胃腸炎122人(32人減)、突発性発疹28人(11人減)が報告された。