2021/08/19【新型コロナウイルス:COVID-19】新型コロナ感染急拡大 専門家が指摘する3つの原因
大分県内でも新型コロナの感染状況が急激に悪化している。
現在の状況などについて専門家に聞いた。
◆大分大学医学部 西園晃教授「波の形としては5波だし、大都市圏と同じ感染爆発」
こう話すのは大分大学医学部の西園晃教授。
3日連続で過去最多を更新した新型コロナの感染者数。
急増する原因について西園教授は次の3点を挙げる。
◆西園教授「(1)人の動きがあまり変わらなかった。(2)今主流となっているデルタ株の感染力の強さが主な要因。(3)ワクチンの効果がまだ集団免疫というものに至るまでには十分達していない」
西園教授によると集団免疫を得るには7割以上の人が免疫を持つことが必要だという。
そのためにはワクチン接種がカギを握るが、大分県内で2回終えた人は高齢者では87.17%。
一方、全体では36.74%となっている。
◆西園教授「高齢者の重症者は非常に少なくなっているし、高齢者の新規感染者も数としては少ないのでワクチンのある程度の効果は出ていると思うので、それを全人口に広げるというのが大事」
県内では20日から飲食店への時短要請が再び始まるなど感染防止対策が強化されるが、大切なことは1人1人が意識を高めることだと指摘する。
◆西園教授「アルファ型と言われていたイギリス株、これが(最初に確認されたウイルスの)1.5~1.6倍、マックスで2倍の感染力。このデルタ型はイギリス型に比べてやはり1.5~1.6倍。マックスで2倍と考えると、2の2乗だったら4倍。4倍広がりやすい。(人と)会う回数を4分の1とか全部4分の1みたいなイメージ。そこまでやってもらわないと新規感染者は減らない」
https://news.yahoo.co.jp/…/4cfcd1d3e70d4d575058243b82b4…