道内で２８日に発表された新型コロナウイルスの感染者に関する情報をまとめました。
【札幌で新たに３クラスター】
札幌市は、市内で新たに３つのクラスター＝感染者の集団が発生したと発表しました。
このうち、▼市内４０６例目のクラスターが発生した飲食店では、これまでに１０代から３０代のいずれも従業員あわせて９人の感染が確認されたということです。
市は、濃厚接触者にあたる可能性があるほかの従業員７人についても順次、ＰＣＲ検査を進めています。
▼市内４０７例目のクラスターが発生した運送会社では、これまでに３０代から５０代のいずれも従業員あわせて８人の感染が確認されたということです。
市は、濃厚接触者にあたる可能性があるほかの従業員２５人についても順次、ＰＣＲ検査を進めています。
▼市内４０８例目のクラスターが発生した繁華街・ススキノの接待を伴う飲食店では、これまでに２０代から３０代のいずれも従業員あわせて９人の感染が確認されたということです。
市は、濃厚接触者にあたる可能性があるほかの従業員１６人と客４０人のあわせて５６人についても順次、ＰＣＲ検査を進めています。
市は、これらの発生についていずれも濃厚接触者にあたる可能性がある人を把握できているとして店や会社の名前は公表していません。
【旭川で新たに２クラスター】
旭川市は、市内で新たに２つのクラスター＝感染者の集団が発生したと発表しました。
このうち、▼いずれも接待を伴う飲食店で３条通７丁目にある「ビーチガール」と４条通６丁目にある「バニーガール」では、市内４７例目となるクラスターが発生しました。
２つの店では２７日までに客や従業員などあわせて６人の感染が確認されたということで、市は２つの店が系列店にあたることから１つのクラスターとして認定したということです。
市は、濃厚接触者にあたる可能性がある人を把握できていないとして、今月１５日から２１日までの間に店を利用した人で体調に不安がある人は市の相談窓口まで連絡するよう呼びかけています。
連絡先は「旭川市新型コロナウイルス感染症健康相談窓口」で、電話番号は、０１６６−２５−１２０１です。
一方、▼市中心部の「さんろく街」にある接待を伴う飲食店でも、市内４８例目となるクラスターが発生しました。
この店では２７日までに従業員などあわせて７人の感染が確認されたということです。
市は「一部で調査が継続中ではあるものの、濃厚接触した可能性がある人を把握できており、店側の強い意向もあるため、店の名前は非公表とした」としています。
【新たにクラスター 高校などでも】
道は、道内で新たに３つのクラスター＝感染者の集団が発生したと発表しました。
このうち、▼滝川市の滝川西高校では今月２３日に生徒１人の感染が確認され、ほかの生徒や教職員にＰＣＲ検査を行ったところ、これまでに最初の１人を含むいずれも１０代の生徒５人の感染が確認されたということです。症状はいずれも軽症だということです。
また、▼オホーツク地方に出張していた道内の事業所に勤める従業員たちの間でクラスターが発生したということです。
今月２３日に１人の感染が確認され、ほかの従業員にＰＣＲ検査を行ったところ、これまでに最初の１人を含む２０代から６０代の従業員、あわせて５人の感染が確認されたということです。
症状はいずれも軽症だということです。
さらに、▼オホーツク海側の遠軽町の飲食店では今月２１日に経営者の感染が確認され、客や従業員にＰＣＲ検査を行ったところ、これまでに２０代から７０代の客と従業員、それに経営者のあわせて７人の感染が確認されたということです。症状はいずれも軽症だということです。
【札幌の５クラスター拡大】
札幌市は、市内で発生している５つのクラスターで、新たな感染者が確認されたと発表しました。
このうち、▼市内３９８例目のクラスターが発生している障害福祉サービス事業所では新たに利用者１人の感染が確認され、関連する感染者は利用者４人と職員２人のあわせて６人となりました。
▼市内３９９例目のクラスターが発生しているコールセンターでは新たに従業員１人の感染が確認され、関連する感染者はいずれも従業員あわせて２６人となりました。
▼市内４０２例目のクラスターが発生している飲食店では新たに従業員１人の感染が確認され、関連する感染者はいずれも従業員あわせて１６人となりました。
▼市内４０３例目のクラスターが発生している飲食店では新たに従業員１人の感染が確認され、関連する感染者はいずれも従業員あわせて８人となりました。
▼市内４０５例目のクラスターが発生している認可保育施設では新たに園児２人の感染が確認され、関連する感染者は園児４人と職員３人のあわせて７人となりました。
【幌延町 工事現場クラスター拡大】
道によりますと、道北の幌延町の工事現場で発生しているクラスターで、新たに従業員１人の感染が確認されたということです。
これで、このクラスターに関連する感染者は従業員あわせて６人となりました。
【インド型（デルタ株）の状況】
変異ウイルスのデルタ株について新たに、▼札幌市で１７７人、▼道で３１人、▼小樽市で４人のあわせて２１２人が感染している疑いがあることが分かりました。
旭川市では検査体制がひっ迫しているため、現在、デルタ株に関する検査は行っていないということです。
【ススキノ飲食店関連で６人】
札幌市によりますと、繁華街・ススキノの接待を伴う飲食店に関連する感染者が新たに６人確認されたということです。
これで、ススキノの接待を伴う飲食店に関連する感染者は３５０店舗の１３６１人となりました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210828/7000037771.html