2021/09/01【新型コロナウイルス:COVID-19】尼崎の小学校教諭 新型コロナ感染を報告せず授業 臨時休校に /兵庫県
兵庫県尼崎市の小学校の教諭が、新型コロナウイルスに感染したことを学校に報告せず、授業を行っていたことが分かりました。
学校の聞き取りに対して教諭は「体調が改善したため自分の判断で出勤した」と話しているということです。
尼崎市教育委員会によりますと、市内の市立小学校の教諭は先月25日、熱が出たため医療機関を受診し、検査で新型コロナウイルスへの感染が分かりました。
しかし、感染したことを学校に報告せず、始業式が行われた30日に出勤して、昼過ぎまで担任するクラスで児童33人に授業を行いました。
その日の夕方になって、保健所からの連絡で学校は初めて教諭の感染を把握したということです。
学校の聞き取りに対して教諭は「体調が改善したため、自分の判断で出勤した」と話しているということです。
教諭はマスクをつけていたということで、学校内に濃厚接触者はいないということですが、学校では31日に教室などの消毒を行い、3日まで臨時休校にして、児童や教職員などおよそ40人に対してPCR検査を行うことにしています。
尼崎市教育委員会の梅山耕一郎教育次長は「新型コロナに感染した場合の対応などを通達してきたが、それに違反する問題行為だ。事実関係を確認したうえで厳正に対処していく」と述べました。