2021/09/08【カンピロバクター:食中毒】高松 瓦町の居酒屋で食中毒 3日間の営業停止処分 /香川県
8月高松市の居酒屋で食事をした男性2人が下痢や発熱などの症状を訴え、高松市保健所は居酒屋で食中毒が発生したと断定し、8日から3日間の営業停止処分としました。
営業停止処分を受けたのは、高松市瓦町にある居酒屋の「わらい家」です。
高松市保健所によりますと、先月30日、男性5人で鶏肉のユッケなどを食べたあと、数日後に2人が下痢や発熱、腹痛などの症状を訴えました。
2人は医療機関を受診しましたが、入院はしておらず、快方に向かっているということです。
保健所が調査した結果、▼2人の症状は食中毒を引き起こす細菌の「カンピロバクター」によるものと同じで、1人から細菌が検出されたうえ、▼2人がともに食事をしたのがこの居酒屋だけであることから保健所はこの店が原因で起きた食中毒だと断定し、8日から3日間営業停止処分としました。
「カンピロバクター」は主に鶏肉に多い細菌で、下痢や腹痛、発熱のほか、まれに運動神経障害や呼吸不全を引き起こす場合があります。
高松市保健所は食肉を調理する場合は▼中心部まで十分に加熱することや▼食肉に触れた調理器具などは使用後に消毒や殺菌をすることなどを呼びかけています。