2021/10/02【新型コロナウイルス:COVID-19】入院3カ月、長期の患者ら5人死亡 沖縄のコロナ 人口比なお全国ワースト /沖縄県
県は1日、新たに10歳未満から80代の男女41人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。前週の同じ曜日(61人)に比べて約3割の減少で、6日連続の2桁台。また、長期の重症患者や院内感染の高齢者ら5人が亡くなったことを報告した。
死亡報告5人中1人は5月30日に感染が判明し、翌31日から入院。重症で治療を続けたが、9月13日に亡くなった。遺族の意向で年代や性別などは非公表。残る4人は、別の疾患で入院中の7月下旬に院内で感染し、8月6、7日に亡くなった。うるま市の70代と90代、沖縄市の80代と60代でいずれも女性。関連死者は312人となった。
また、県は新たに3件のクラスター(感染者集団)を公表。那覇市内の塾は8月中旬に生徒15人、職員1人の計16人が感染した。換気は徹底されていたが、生徒間の距離が近かった。2件は家庭内感染。
直近1週間の10万人当たり新規陽性者は32・12人で全国ワーストのまま。10万人当たり入院患者は11・24人。県は行動制限緩和の実証実験に関し、県内4エリアを候補にしていることを明らかにした。入院待機ステーションは、南部は一時休止し、沖縄市は当面、抗体カクテルの治療施設とする。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/840479