大阪大は20日、医学部付属病院(大阪府吹田市)の一部エリアで水道管の誤接続があり、本来はトイレの洗浄や空調の冷却に使う井戸水を、28年間にわたって水道水として使っていたと発表した。医療行為への使用はなかったが、患者やスタッフの手洗いや飲用に使われていた。毎週実施している水質検査では有害物質の検出はなく、阪大は健康被害があった可能性は低いとみている。
阪大によると、井戸水が使用されていたのは、「外来・中央診療棟」にあるトイレ11カ所の洗面台やスタッフの休憩室の水道など。病院は平成5年5月に完成。施工時の配管工事にミスがあり、新たな施設をつくる工事の過程で発覚した。
同病院では、高度処理した井戸水を、吹田市から供給される水に混ぜて水道水として使用していた。これに対し、トイレの洗浄や空調の冷却などには簡易処理しただけの井戸水を使っていた。
同病院は誤接続された水の飲用使用を停止し、配管工事の方法などを検討している。
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