2021/10/21【新型コロナウイルス:COVID-19】感染対策強化した葬儀場が完成 大河原町 /青森県
新型コロナウイルスが流行する中でも感染リスクを抑えながら亡くなった人を追悼できるよう、遠隔地から参列したり車に乗ったまま焼香したりできる葬儀場が、大河原町に完成しました。
この葬儀場は、角田市に本社がある葬儀会社がおよそ4000万円をかけて、大河原町にあった理美容店を改修して整備しました。
広さ55坪、およそ180平方メートルの平屋建てで、家族葬を想定した小さなつくりになっています。
感染リスクを抑えながら亡くなった人を追悼し、落ち着いた雰囲気で送り出したいという要望に応えるため、室内にはカメラを設置して遠く離れた人が葬儀の様子を見ながら参列できるようにしたほか、会場を案内するロボットを用意し、スタッフとの接触を減らすようにしています。
建物の外には、車に乗ったまま葬儀の様子を画面で確認し、窓から焼香できる設備が設けられ、感染が心配な人だけでなく、足腰が弱いお年寄りなども利用できるようになっています。
葬儀会社によりますと、最近は新型コロナの影響で葬儀を簡素化する動きが加速し、売り上げは感染拡大前の半分ほどに落ち込んでいるということで、今後は感染対策を強化した葬儀場を県内で展開し、要望に応えたいとしています。
葬儀会社「かねこ」の金子隆史社長は「葬儀の規模が小さくなり会食もなくなったことで売り上げが落ちている。身内だけでこぢんまりと送りたいという需要に応えていきたい」と話しています。
この葬儀場は、今月25日から運営されるということです。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20211021/6000016695.html