冬場に起きやすいノロウイルスによる食中毒を予防しようと、県と富山市は11月から飲食店や調理施設などで適切な衛生管理が行われているかどうかを確認する一斉取り締まりを始めます。
一斉取り締まりは、食品の流通が増え、ノロウイルスによる食中毒が比較的起こりやすい冬場のこの時期にあわせて県と富山市が毎年行っています。
ことしは11月1日から12月27日までのおよそ2か月間、県内のスーパーや飲食店、食品の加工業者、それに新たにテイクアウトや宅配を始めた店などおよそ1万2000の施設を対象に、食品衛生監視員が立ち入り検査を行う予定です。
検査では、調理場で消毒作業が適切に行われているかや冷蔵庫や売り場の食品が適切な温度で保存されているかそれに賞味期限や添加物の記載漏れがないかなどを確認し不適切な対応には改善を求める指導が行われます。
県生活衛生課は「年末は特にノロウイルスの感染予防が大切で、アルコールが効きにくいので手洗いにはせっけんを使ってしっかりと洗い流すよう呼びかけたい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20211030/3060008874.html