2021/11/29【カンピロバクター:食中毒】居酒屋で食事の11人が食中毒 2日間の営業停止処分 /宮崎県
今月、宮崎市の居酒屋で食事をした男女11人が下痢や発熱などの症状を訴え、保健所は、提供された料理が原因の食中毒と断定し、2日間の営業停止処分としました。
市内にある系列店でも、今月、集団食中毒が発生していてすでに営業停止の処分を受けています。
食中毒が発生したのは宮崎市中央通の居酒屋、「卯月」です。
市によりますと、今月13日、この店を利用した20代から60代の男女、合わせて11人がその後、相次いで、下痢や腹痛、発熱などの症状を訴えたということです。
市の保健所が行った検査で、3人の患者から、細菌の「カンピロバクター」が検出され、保健所は、一連の症状はこの店で提供された料理が原因の食中毒と断定し、29日から2日間、営業停止の処分としました。
患者のうち、1人が入院したものの、現在は全員が快方に向かっているということです。
この店では当時、加熱用として仕入れた鶏肉を、刺身として提供していて、市では鶏の刺身が原因となった可能性が高いとみています。
市内にあるこの店の系列店でも、今月、同じように鶏の刺身が原因とみられる集団食中毒が起きていて、すでに営業停止の処分を受けています。