2021/12/15【カンピロバクター:食中毒】披露宴で15人が下痢などの症状 保健所が食中毒と断定 /石川県
金沢市内で開かれた披露宴に参加した15人が下痢などの症状を訴え、食中毒を引き起こす細菌、「カンピロバクター」が検出され金沢市保健所は、食中毒と断定しました。
金沢市保健所によりますと、12月10日、富山県生活衛生課から「金沢市での披露宴に参加した4人が下痢などの症状を訴え、このうち1人からカンピロバクターが検出された」と連絡がありました。
保健所が調べた結果、東京に本社がある「ノバレーゼ」が経営する金沢市寺町の結婚式場「辻家庭園」で、12月4日に開かれた披露宴の参加者15人が食中毒の症状を訴えていることがわかりました。
15人は20代から60代の男女で、症状はいずれも軽いということです。
このうち3人から食中毒の原因となる細菌、「カンピロバクター」が検出され3人に共通する飲食物が披露宴で出された食事に限られていることから、食中毒と断定し、15日から3日間の営業停止処分にしました。
金沢市保健所によりますと、「カンピロバクター」による食中毒は、加熱不足の肉などを食べると起きることがあり、十分に加熱調理することなどを呼びかけています。