2021/12/22【新型コロナウイルス:COVID-19】世界のコロナ新規感染者数、米国が依然トップ オミクロン株は106カ国で確認 /WHO
世界保健機関(WHO)が21日に発表した週間報告で、新型コロナウイルスの新規感染者数は米国が依然として世界で最も多いことが分かった。
報告書によると、世界で13~19日に確認された新規感染者は、前の週よりわずかに減少。死者は約4万5000人で、前週から9%減少した。
新規感染者が特に多かったのは米国と英国、フランス、ドイツ。最多の米国は前週比12%減の72万5750人だったが、英国は前週から45%も増加した。
地域別にみると、この1週間に新規感染者が増加したのはアフリカと西太平洋。新規感染者の人数では欧州が最も多く、全体の63%を占めた。
南北アメリカでは全体の合計人数が10%減少したものの、カナダが55%増、アルゼンチンが91%増など、4分の1の国で増加していた。
死者数はアフリカが前週比15%増だったが、ほかの全地域で減少した。減少幅は南北アメリカの15%が最大だった。
変異株については、世界で先週解析された検体のうち、96%がデルタ株だったことが分かった。デルタ株の割合は前週の99.2%に比べて低下する一方、オミクロン株の割合は1.6%と、前週の0.4%から上昇した。
オミクロン株は世界106カ国で確認された。ワクチン接種率の高い国でも急速に広がっている。重症化に関するデータは限られているが、英国や南アフリカで入院患者が増加した。