23日深夜から24日未明にかけ、京都市左京区今出川通東大路西入ルの学生寮の入居者から「おなかが痛い」などと市消防局に相次いで通報があった。全員が腹痛や吐き気を訴え、34人が病院搬送された。重症者はいない。市保健所は集団食中毒の可能性もあるとみて調査を進める。
寮の管理会社の説明では、男性寮でさまざまな大学の学生が住んでいるという。搬送された患者は寮で提供された同じ料理を食べた後、体調不良を訴えた。市保健所の指導で、調査結果が出るまでは寮内での食事提供はやめるという。
市保健所は今後、寮への立ち入りや患者の聞き取りなどを進める。