2022/01/05【新型コロナウイルス:COVID-19】塩野義製薬、開発中のコロナ飲み薬は承認申請遅れる…治験が想定通り進まず
塩野義製薬は5日、開発中の新型コロナウイルス感染症の経口治療薬(飲み薬)について、2021年末を目指していた承認申請が遅れていると明らかにした。昨年秋以降、国内で新規感染者数が減少し、有効性を確認する臨床試験(治験)が想定通り進まなかった。塩野義は早期の申請を目指し、22年3月末までに100万人分を製造する目標に変わりはないとしている。
塩野義は昨年9月に国内で最終段階の治験を始めた。約2000例のデータを集め、有効性を評価した上で昨年12月末までに製造販売の承認を申請する計画だったが、秋以降は被験者を集めるのが難しくなっていた。今後は国内に加え、シンガポールや韓国などでも治験を進めるという。