新型コロナウイルスの感染が確認された人が世界全体で3億人を超えたことが、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめで分かりました。変異ウイルス、オミクロン株の感染が世界で急速に拡大していて、WHO=世界保健機関は改めて感染対策を徹底するよう呼びかけています。
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の7日午後1時すぎの時点で3億9万5000人余りとなり、世界全体で3億人を超えました。
感染者数を国ごとに見ますと
▽アメリカが最も多くおよそ5800万人、次いで
▽インドがおよそ3500万人
▽ブラジルがおよそ2200万人などとなっています。
また、感染者数が
▽1億人を超えたのは統計を取り始めてからおよそ1年後
▽2億人を超えたのはそれからおよそ半年後
▽3億人を超えたのはそれからおよそ5か月後と、感染は加速度的に拡大していて、背景には、先月からオミクロン株の感染が急速に広がっていることもあると見られます。
WHOは、先月27日から1週間の新規感染者数が、およそ952万人とこれまでで最も多くなったことから、医療体制のひっ迫や人手不足を引き起こしているとして、改めて感染対策を徹底するよう呼びかけています。
また、先進国を中心にワクチンの追加接種の動きが加速する一方、世界全体では供給が遅れているとして、公平な分配に向けた協力を呼びかけています。