2022/01/25【ノロウイルス:食中毒】飲食店の弁当で集団食中毒 ノロウイルスを検出 大分市 /大分県
大分市の飲食店の弁当を食べた200人余りが発熱や下痢などを訴え、一部の人の便からノロウイルスが検出されました。
市では集団食中毒と断定し、25日から店を営業停止にしました。
営業停止になったのは、大分市玉沢にある弁当店、「松喜屋」です。
市の保健所によりますと、今月21日、「同じ弁当を食べた8人が熱を出したり、下痢したりしている」という連絡があり、調べたところ、今月20日から21日にかけて、この店の弁当を食べた212人が、発熱や下痢などの症状を訴えていることが分かりました。
これまでに、少なくとも9人が医療機関を受診し、全員が快方に向かっているということです。
市では、症状のある人に共通する食事が弁当だけであることや、食べた人や調理担当者の合わせて17人の便からノロウイルスが検出されたことなどから、集団食中毒と断定し、店に対し、25日から3日間、営業停止の処分を行いました。
一方、ほかにも、同時期に同じ店の弁当を食べて体調不良を訴えている人が複数いるため、市が調査を続けています。
市では、調理前やトイレのあとは、せっけんで手をよく洗い、下痢やおう吐などの症状がある時には、食品を扱わずに医療機関を受診するよう呼びかけています。