2022/01/27【新型コロナウイルス:COVID-19】千葉大学病院 医療従事者80人近く出勤できず 診療に影響も /千葉県
千葉大学病院では、新型コロナウイルスの感染の急拡大で、院内にある保育所が休園するなどして医療従事者80人近くが出勤できなくなっていて、一部の診療に影響が出ています。
千葉大学病院によりますと院内にある保育所で26日までに園児7人、職員3人のあわせて10人の感染が確認され、今月末まで休園となりました。
この保育所の休園や子どもの学校の休校によって27日時点で医療従事者36人が出勤できなくなっています。
このほか、濃厚接触者として判断されたことやみずからの体調不良を理由に出勤できない医療従事者も含めるとあわせて78人が欠勤しているということです。
病院は出勤できない医療従事者がさらに増えるおそれがあるとして診療を延期するなどして1日あたりの外来患者の数を減らすほか、今は100%近い入院病床の稼働率を85%にまで抑えていくことを決めました。
千葉大学病院感染制御部長の猪狩英俊医師は「子育て世代の看護師が多い外来など、一部の部署に負担がかかっている。なんとか診療を続けられているが綱渡りなのは間違いない」と話しています。
千葉県の熊谷知事は27日の定例会見で「個別の状況は聞いているが医療従事者の欠勤状況を把握するシステムへの回答率が低く全体像を十分把握できていない。医療機関に積極的な入力を促したい」と述べました。