2022/01/29【ノロウイルス:食中毒】ノロウイルスで食中毒 高山市の旅館厨房を営業禁止 /岐阜県
岐阜県高山市の旅館で、食事をした20人が下痢やおう吐などの症状を訴えこのうち4人などから、「ノロウイルス」が検出されたことから、岐阜県はこの旅館の食事が原因の食中毒と断定し、29日から再発防止策がとられるまでの間、旅館本館のちゅう房を営業禁止の処分にしました。
営業禁止の処分を受けたのは、高山市奥飛騨温泉郷平湯の
「岡田旅館 本館」のちゅう房です。
岐阜県によりますと、今月25日、奈良県に住む人か「旅館を利用したところ発熱や下痢などの症状が出た」と保健所に連絡がありました。
保健所が調べたところ、今月21日から23日にかけて、この旅館で食事をした愛知県や三重県などに住む、5歳から84歳の男女あわせて20人が、下痢やおう吐などの症状を訴え、このうちの4人に加えて、調理師などあわせて7人からノロウイルスが検出されたということです。
このため岐阜県は、この旅館で出された食事が原因の食中毒と断定し、29日から再発防止策がとられるまでの間、「岡田旅館 本館」のちゅう房を営業禁止にしました。一方、旅館への宿泊や、別館にあるちゅう房での調理はできるということです。
岐阜県によりますと、入院した人はおらず、いずれも快方に向かっているということで、本館を利用したものの調査が終わっていない残り42人の体調などの確認を進めています。
岐阜県は「ノロウイルスによる食中毒は、この時期、特に発生しやすい。調理や食事の前の手洗いや食品の十分な加熱など、対策を徹底してほしい」と注意を呼びかけています。