2022/02/04【新型コロナウイルス:COVID-19】コールセンターで感染者相次ぎ 社員らがストライキ通告 /東京都
東京・新宿区のコールセンターでコロナの感染が相次いだこと受けて、社員らが勤務先に対し、「感染リスクが高まる中、業務を続けることができない」などとしてストライキを実施しました。
労働組合「総合サポートユニオン」によりますと、通信大手KDDIのグループ会社、「KDDIエボルバ」の新宿区のコールセンターでは、先月中旬から下旬にかけておよそ20人の新型コロナの感染が相次いだということです。
勤務する社員ら10人は、「感染リスクが高まる中業務を続けることができない」「業務を一旦休止し、全員にPCR検査を実施し、陰性が確認されてから出勤するべきだ」として、KDDIエボルバに対し無期限のストライキを通告、一部の社員が実施しているということです。
「KDDIエボルバ」は、取材に対し「保健所の調査で職場での濃厚接触者はいない」「感染対策も行っている」と説明。その一方で「不安を抱えている従業員がいることは非常に重く受け止めている。今後は安心して働けるように引き続き環境整備に努めていきたい」としています。
労組によりますと、コロナ感染を巡るストライキは“異例”で、「従業員の健康を軽視しており、PCR検査の実施や在宅ワークなどを導入し、会社として従業員の安全を守る義務がある」としています。