2022/02/10【ウェルシュ菌:食中毒】弁当で65人食中毒 飲食店を2日間の営業停止処分 由布市 /大分県
今月7日、由布市の飲食店の弁当を食べた会社の従業員65人が下痢や腹痛などの症状を訴え、大分県は食中毒と断定し、この飲食店を10日から2日間の営業停止処分にしました。
営業停止処分を受けたのは由布市湯布院町の飲食店、「Trattoriadianaゆふさん弁当」です。
県によりますと、8日、別府市内の事業所から「弁当を食べた従業員に下痢や腹痛の症状がある」と、保健所に連絡がありました。
保健所が調べた結果、飲食店が製造した弁当を食べた352人の従業員のうち、65人に下痢や腹痛などの症状があり、このうち9人の便から食中毒の原因となるウエルシュ菌が検出されたということです。
このため、県は弁当が食中毒の原因と断定し、製造した飲食店を、10日から2日間の営業停止処分にしました。
県によりますと、症状を訴えた人はほぼ全員が回復しているということです。
県によりますと、コロナ禍で弁当やテイクアウトを始める店が増えていますが、調理をしてから食べるまでに時間がかかることから、食中毒のリスクが高まるということです。
県の食品・生活衛生課は食品を保管する際は10度以下の温度で保存するなど、衛生管理を徹底するよう呼びかけています。