居酒屋チェーン大手のワタミは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う営業の悪化から、国内に展開している居酒屋の3割にあたる約80店舗を2023年までに閉店とする。NHKが報じた。
ワタミは、緊急事態宣言に伴う酒類の提供停止などの影響で、グループ全体の売り上げが前年度より30%以上落ち込んだ。その結果、110億円余りの最終赤字に陥ったほか、今年度も上半期の時点で30億円の最終赤字となるなど、経営の立て直しが課題になっている。
会社では、焼き肉やすしなどへの業態転換を検討するほか、需要が伸びている食材や弁当などの宅配事業を強化し、収益力の強化を目指す。